コラム
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エリアMICE「ベイエリア」―ATCホールやインテックス大阪などが密集するベイエリア―
エリアMICE「ベイエリア」
大阪府内の9つのエリアで、主要会場を中心に事業者連携・協力により、エリアの魅力発信、誘致力の向上、ブランド向上を目指すエリアMICE、第二回となる今回は「大阪・関西万博」の開催地である夢洲を含む「ベイエリア」をお届けします。
大阪湾を中心に広がるベイエリアは、国際会議や展示会・見本市のためのMICE施設が密集しており、アクセスしやすい場所です。例えば、南港に位置するATCホールやインテックス大阪は、展示会や見本市に適した施設として知られ、広大な空間を提供しています。周辺にある舞洲や夢洲は、今後他の会場としても利用されるなど、より注目が集まっているエリアと言えるでしょう。周辺にはUSJや大阪港帆船型観光船サンタマリアなどのユニークベニューも点在しており、イベントの後に訪れるという楽しみもあります。豪華絢爛な宿泊施設でありながら、MICE施設としても利用できるホテルなどもあるなど、まさにベイエリアは大阪でも指折りのMICE拠点です。
「大阪・関西万博」とは
「大阪・関西万博」は、2025年に開催される日本国際博覧会で、ベイエリアに設置された人工島で開催される予定です。建設中の会場は世界中から参加者を迎え入れられるよう、最先端の施設が整備されており、国を挙げたイベントとして注目されています。大阪・関西万博は、MICE活動の新たな拠点としても期待されており、大規模な展示会や見本市を開催するのに向いた環境が整っています。万博終了後もベイエリアは展示会や見本市の開催地として活用されることが予想されており、すでにあるATCホールやインテックス大阪といった既存の施設と連携することでさらなる発展する予定です。USJや大阪港帆船型観光船サンタマリアへのアクセスも良好であることから、今後の大阪を担う施設となることは間違いありません。いわゆる観光とビジネスが融合した魅力的なエリアとして成長しつつあるからこそ、今後の用途を含めて検討しておくのが良いのではないでしょうか。
ユニークベニュー:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)
大阪を代表するユニークベニューの1つが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)です。USJは映画を主題として構成されたテーマパークで、本家は映画産業の中心地であるハリウッドにあります。日本のUSJは映画のみならずアニメや漫画とのコラボを定期的に開催しており、一部のアトラクションではゲームとのコラボも開催しています。2021年に「スーパー・ニンテンドー・ワールド」が、2024年には「ドンキーコング・カントリー」が新設されたことも相まってより注目を集めているのが特徴です。常設されている他のアトラクションも連日大盛況と、大阪No.1のスポットと言っても過言ではありません。
ユニークベニューの詳細について:
ユニークベニュー:大阪港帆船型観光船サンタマリア
大阪を代表するもう1つのユニークベニューが、大阪港帆船型観光船サンタマリアです。サンタマリアは大阪で最も大きな観光船で、話題のベイエリアを巡るアトラクションとなっています。天保山ハーバービレッジにある「海遊館西はとば」を発着地とし、天保山大橋、港大橋、コンテナ埠頭、夢洲、舞洲などのベイエリアを望むことが可能です。乗船のみのプランの他に貸し切りプランもあるため、“水都”大阪ならではの会場をお探しの方に適した施設となっています。周辺には大阪を代表する水族館として知られる海遊館もあるので、ベイエリアを満喫いただけるでしょう。
ユニークベニューの詳細について:
MICE施設:ATCホール
ATCホールは、大阪南港に位置する広大なMICE施設で、展示会や見本市など多種多様なイベントに対応できるスペースを提供しています。大阪湾を一望できるロケーションにあり、アクセスの良さが魅力です。最大で約6,000名を収容可能なホールや多目的に使用できる会議室をはじめ多岐にわたる施設が完備されている他、周辺には商業施設が集まるなど、参加者の利便性にも寄与しているのが特徴です。大阪・関西万博の会場「夢洲」にもっとも近い複合施設としてプレゼンスが高まっているなど、ATCホールは国内外の展示会や見本市をより盛り上げる施設と言えます。
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MICE施設:インテックス大阪
インテックス大阪は、ベイエリアに位置する西日本最大の施設で、国内外の大規模な展示会や見本市が開催できるMICE施設です。広大なホールを備えており、約10万人以上が参加するイベントにも対応可能な他、最新の設備を完備し、音響や映像などにも定評があります。大阪湾に面した立地で周辺にはショッピングモールも立ち並んでおり、観光とビジネスの両立が可能なエリアとなっています。大阪・関西万博の開催に伴い、国際的な交流の拠点としてさらに発展することが予想されるなど、今後さらなるMICE拠点として発展することが予想されている施設です。
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MICE施設:グランドプリンスホテル大阪ベイ
グランドプリンスホテル大阪ベイは、大阪湾を望む美しいロケーションに位置し、観光とビジネスを兼ね備えたMICE施設として人気です。会議室はセミナーやパーティーなど幅広いイベントに対応可能で、最新の音響・映像設備も整っています。また、ホテル内には宿泊施設も完備しており、遠方からの参加者も安心です。今後はインターナショナルな交流の場としてもより注目されるなど、MICE施設としての活躍も期待されています。
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MICE施設:ホテルフクラシア大阪ベイ
ホテルフクラシア大阪ベイは、大阪湾に面したロケーションが有名で、セミナーやパーティーに利用できる空間を提供しています。大規模な宴会場を完備しており、大小バラエティー豊かなイベントに対応できるため、何かと便利です。施設内はスタイリッシュでホスピタリティにも優れているので、国際的な交流の場としても役立ちます。懇親会や宿泊研修などにも利用されるなど、細かなニーズにも応えてくれるのが嬉しいところです。
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2030年秋ごろ開業予定の「大阪IR」
2030年には夢洲を中心とするベイエリアに大阪IRが開業する予定で、今後さらに注目が集まることが予想されています。大阪IRとは、国際会議場や展示場、ホテル、レストラン、ショッピングモール、エンターテイメント施設、カジノなどで構成される一群の施設で、ビジネス客はもちろんファミリー層も楽しめる空間となるよう設計された統合型リゾートです。実際に開業するまではまだ期間があるものの、開業時には日本初のIR施設として世界中から注目を集めるでしょう。
最後に
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとする「大阪・関西万博」が開催されるベイエリア。MICEの開催地としては日本のみならず世界を見渡してみても、ここまでの規模は他にないと言えるでしょう。もしMICEやビジネスイベントをご検討の方はぜひベイエリアでの開催をご検討ください。
MICE開催は大阪で
大阪観光局はMICEの誘致から開催まで、主催者様を全面的にサポートいたします。
会場やホテルの手配、予算計画、広報活動など、MICE開催に必要なあらゆる業務を支援いたします。また、大阪ならではのユニークな体験プログラムや、国際会議誘致に向けた助成金制度もご用意しております。特に、「大阪・関西万博」を契機とした国際会議の開催を積極的に支援しており、主催者様と一体となって国際的な交流の促進を図り、記憶に残るMICEの実現を目指しています。